お仕事道具の創意工夫

学会の大先輩T先生は、講習会参加者の方が治療着を忘れると、

「おぬし、戦場に行くのに鎧を忘れてどうする!!」

といつもユニークな切り返しで返されます(笑)




言うなれば、われわれ鍼灸師にとって「治療着は鎧」、「鍼は刀」ということになります。



昨晩は伝統鍼灸系のコアなメンバーで飲み会でした。
鍼灸の凄さを知り、可能性を熱く語る面々での語らいの時間はあっという間に楽しく過ぎていきました。 


九鍼を使う身にはかなり興味深い鍉(てい)鍼をF先生に見せていただきました。

日本で刀鍛冶の修行をしたアメリカ人からプレゼントされたというテイ鍼とザン鍼。
見た目ラフな仕上がりがオシャレな感じの鍼ですが、持たせてもらってこれがなかなか。
大御所のK先生、T先生、I先生も「かなり気が動くねぇ、なかなかいいね〜」と好評でした。


軍鶏のやきとりと一緒に映っているのは(笑)、F先生がむすめさんのアンパンマンをさしたという日本の鍼具屋さん製Agのてい鍼。
穴を鍼の径に合わせて少し拡げて小児はり用に取り付けたのだそう。素敵な工夫ですね。
この画像を見たある先生は、「うちのむすこはまだアンパンマンこわいんですぅ〜」とおっしゃっていました。
お子さんの年齢や好みに合わせていくつかバリエーションを変えられるようにするのもいいかもしれませんね−



上記の鍼具は「刺さない」でこすったり、当てたり皮膚面に接触させて身体の調整をする種類の鍼たちです。
やさしいタッチですが、ときに刺す鍼よりもパワフルな効果をあげることもしばしばです。

近年、使い捨てのディスポ鍼が使われることの増えている鍼灸臨床現場ですが、このように使用目的に合わせて
道具を創作、カスタマイズしていけることもこの仕事のおもしろさのひとつでしょうか(^_^)



F先生どうもありがとうございました。



at 17:17, くさのね, 鍼とお灸のソフトとハード

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竹の輪灸のつくり方

つくば市で開業されているくさのねネットワーク仲間の小池先生から竹を頂戴する機会がありましたので、臨床で使用している竹の輪灸のつくり方をご紹介したいと思います。 


|櫃鮴擇蟒个靴泙后
長さ:3〜5
外径:3〜4.5
竹の厚み:5〜8

このあたりのサイズで気に入った使用感のシェイプを探してみてください。
通常は節なし部分で作製しますが、今回節あり中抜きバージョンも試しに取ってきてくださいました。使用時のもぐさのズレにくさなどでおもしろいかもしれませんね。

いろいろ工夫してオリジナルを作れるのが楽しいところです。


適当な紙やすりで角を取ります。

カッターやナイフなどで、内側に傷をつけます。
これは使用時に内圧が上がって、もぐさが上にずれてくるのを防ぐ意味があります。

さ籠鍼用程度の質のもぐさをつめます。
うちでは、ウチダ和漢薬の禄もぐさ、あるいは山正の雲龍印を使用しています。

ゾ絏爾留錣ら1冂度のところで、割としっかりつめ固めます。

Σ実Δら点火します。

点火した感じを上を向けて撮ったところ。

┣寝鵑盪藩僂靴討い襪肇筌砲いい感じについてきます。
これは10年以上使用しているモノ。

内側の傷の付け方が甘いと使用時、内圧で上側にずれてきたりします。その場合は手で押して戻します。
ヤニがついてくるとだんだんずれなくなってきます。
作り始めは、竹も水分を含んでいますので、こまめに点火して使用した方がいいかたちで乾燥し、竹がひび割れるのを防ぐようです。

下の画像はもぐさが上側にずれてきたところ。

使用後はピンセットで燃えた部分の灰のみ取り除き、新しいもぐさをつめます。

使用後は上下からふたをして、空気を遮断することにより消火します。
ほっておくと反対側まで全部燃えてしまいます。

工藤流刺絡など、首肩背部など広範囲に皮膚刺絡した後に、燃焼サイドをリズミカルにぽんぽんと皮膚面にあてて、温熱刺激を加えます。
皮膚面で転がすように使用すると温かくて気持ちのいいマッサージ器具にもなります。

なにもしていない皮膚面に使用しても気持ちのいいものですが、特に刺絡後の皮膚面に軽く叩くように使用すると、とても心地のいい刺激になります。





患者さんによっては、気持ちよさから「これだけずっとやっていて欲しい♪」なんておっしゃる方もいます(^_^)



*追記:知り合いの村先生より、使用する竹の伐採には本来、適した時期、時間帯、場所等がある旨アドバイス頂きました。
ちなみに一般参考サイト:竹の伐採時期

東洋医学では、例えば陰陽五行の考え方から時間帯によってより効果的なツボを選ぶという概念もありますので、たしかに伐採時期を深く考慮する考え方は
あろうかと思います。
宮大工さんなどは、木材の伐採に関してかなりシビアに配慮されているようですしね。

先人の自然との呼応に関する洞察力には頭が下がります。

at 21:10, くさのね, 鍼とお灸のソフトとハード

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「鍼灸って実際効くんですか??」

9月から今月にかけて、残暑、台風、急な気温低下などめまぐるしい気候変化に体調を崩していらっしゃる患者さんが多く来院されます。

変化に身体がついていききれず、自律神経のバランスが崩れやすい上、夏の疲れ、日替わりの微妙な気温変化に服装などがついていけず
身体を冷やしてしまったりなどで、弱いところにその歪みをリセットさせようと症状が出てしまいます。

風邪、腰痛、各種関節痛、こむらがえり、きつい首肩こり・頭痛、更年期障害の悪化等々・・ 




*治療風景(画像はお子さんへの小児鍼)





先日は、腰痛と大腿部にかけての鈍痛と刺すような痛みで来院された患者さん。

来院されるのも結構きつそうでしたが、奥様の「やってみないとわからないじゃない・・」という強いおすすめで夫婦ご一緒でいらっしゃいました。


2,3年前より椎間板ヘルニアと診断されており、整形外科さんやほかの鍼の治療を受けていらっしゃいましたが、思うように改善されず、
この時期例年どおりきつくなっているという状態でした。

診察させていただくと、下半身の冷えとともに身体の軸となる丹田の弱り、血いう東洋医学でいう古血が滞っている所見が確認されます。



これらの改善に適切な三稜鍼、灸頭鍼、温灸等をさせて頂くと、うつ伏せの段階から「んっ、なんか楽になってきました・・」とのお声。
治療後半、仰向けになっていただくと、「身体のゆがみがまっすぐにできるようになってきました・・」と。


ひと通りの治療を終えて立って頂き、脚腰の状態を確認いただくと、だいぶ楽なご様子。



「以前の治療のこともあるし、正直いって鍼が効くとは思えないまま、かみさんに連れてきてもらったんですよ・・本当に効くんですね・・」
とのお言葉と笑顔。


このような瞬間は、われわれ臨床家にとって何度あってもとても嬉しい瞬間です(^^)


はじめて受けられた治療の印象で、鍼灸という療法に対するイメージもだいたい決まってしまうのが常ですので。
あきらめずに、もう一度「鍼灸」の可能性にかけて頂けた患者さんに感謝感謝です。



「鍼師」「灸師」は国家資格で世界ではWHOも認める伝統医学のひとつなのですが、実際の臨床では、われわれ有資格者もびっくりするほど、
ほんと様々な流派があり、考え方、手法、道具も違います。
症状を抑えるだけの対症療法ではなく、本来の心身の治癒力、免疫力を引き出すアプローチなのです。

いちど受けてあきらめてしまわれている方々、そこだけで鍼灸という可能性を捨てられず、ぜひいま一度チャンスを頂けると幸いです。



at 18:16, くさのね, 鍼とお灸のソフトとハード

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台湾からのメッセージ

先週、王泰龍先生のお誘いで王医塾さんの鍼灸研修に同行して研究会メンバーと台湾へ行かせて頂きました。




正直、予定されていたとはいえこの時期の研修参加、行くべきかどうか悩む部分もありましたが、参加して
本当に良かったと今は感じております。

 


鍼灸自体のことももちろんですが、戦争や文化大革命等で失われた日本と中国の良さが不思議に残っている
のだという台湾を肌で感じたいという関心もありました。

 







 

研修のメインは、胡文智先生の治療体験と見学。


胡先生は、蒋介石主治医で台湾鍼灸の第一人者・董景昌氏より董氏鍼法を直伝された先生です。
世界中から研修や難病治療に訪れるほどの先生で、中国の大学教授にも指導をされているそうです。
先生の通訳を王泰龍先生がしてくださるという豪華な状況・・

胡先生は、お腹の中心から心地よく響いてくる優しいお声がとても印象的でした。
ほとんどの診断を手掌でされていきます。


治療の方も体験させて頂きましたが、その手法、効果とも、とにかく凄かったです







今回の研修を通じて、内容の濃厚度もさることながら、一番感動したのは、胡先生、王先生のハートからの優しさでした。


胡先生は、今回の震災に対し大変心を傷めていらっしゃって、ぜひ日本の復興に役立てて欲しいと、恩師董先生から胡先生にだけ
教わったという口伝など度々惜しげもなく伝えてくださっていました。

王先生は、臨床家としてもひとりの人間としても、研修中終始様々なカタチで日本へのエールを送ってくださっているという感じの
ホスピタリティで、思わず目頭の熱くなることもしばしばでした・・





台湾で学んだこと、頂いた温かい応援をなんとか今後に活かして、自分になにができるのか考えつつ帰国の途に就きました。

 




at 23:20, くさのね, 鍼とお灸のソフトとハード

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ユネスコ無形文化遺産

ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、中国からの申請が認められて、先月11月に「鍼灸」が京劇とともに、
ユネスコ無形文化遺産に登録されました。







昨年7月に韓国の医学書「東医宝鑑」がユネスコの記録文化遺産として登録されたことに刺激を受けて、
中国も鍼灸の文化遺産リスト掲載を申請していたそうです。 






韓国の伝統医学界などは、鍼灸は中国だけのものじゃないと反発しているそうですが、そもそも厚労省内に
伝統医学の部局すらない日本では、国家資格にこそなっていますが、国として伝統医学を扱うスタンスさえない
状況ですので、なかなか 「・・・」な状況なんですね。









もともとは、先日仙台でお会いした東北大学病院鍼灸外来の神谷先生からのソースらしいですが、正和堂先生ブログ
ご紹介の動画を掲載させて頂きます→動画

5:27のところで、以前火鍼の記事でふれました中国鍼灸界初の「非物質文化遺産針灸伝承人」に認定された老中医
賀普仁先生もでてきますよ。





政治的な意味ではいろいろ思うところもありますが、それはさておき、先人から受け継がれてきた智慧を次世代に
受け継いでいく大きな意味では、一定の意義はあることなのかとも思います。 

at 18:55, くさのね, 鍼とお灸のソフトとハード

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日本鍼灸の特徴とは?

「日本鍼灸の特徴とは?」



この課題を煮詰める作業は、どこかの優秀な学者さんがそれらしくまとめてくれるような性質
のことではないのでとてもとても難しいことです。






「学」と「臨床」の両方を深く知っている人どうしの意見交換が不可欠であり、来年の共催大会
向けての伝統サイドのシンポジウムが、先週末の日本伝統鍼灸学会・福岡大会で喧々がくがく行われました。

個人的には非常におもしろかったですし、かなり有意義だったかと思います。
できれば、このことだけに丸二日間かけてもよかったのでは思われるくらいです。




ただ意味合いとしては、先週行われた特別会計の事業仕分けみたいな感じで、やれたことの意義は
とてもとても大きいが、スタートラインにようやく立てました的な「重要なキーワードは明確化されてきた
ものの難しさがはっきりした」というところもありました。

もちろんこのことまででも、あの短時間の中でとてもとても大きな成果だったと思います。



準備段階からすでに苦労されていたと聞いていました司会の松田先生、宮川先生の事前調整。
そして、シンポジストの浦山先生、大浦先生、戸ヶ崎先生、大上先生の貴重なご発表からたくさんの
示唆に富む「切り口」が提示されていきました。頭が下がります。


現在日本で行われている様々な立場(科学派・古典派・中医系)をも含めて貫けるラインとしては、
松田博公先生がご著書『日本鍼灸のまなざし』で既に提示されているように「自然治癒力」という
切り口が一番日本鍼灸を包含しやすい現実的最大公約数な特徴なのではと、個人的には感じております。


シンポジストの先生方からもでたキーワードも含めると、現時点での私の頭の中のイメージは
以下の感じになっています。




患者さんの心身の自然治癒力に揺るぎない信頼をおき、それを賦活する為の鍼灸
(いわば自然治癒力センタードアプローチ!)を軸に、以下の質をもった仕事が日本の特徴かと。


● 宮大工のような「緻密で繊細な目配りのきいた仕事」

●「複雑なことをシンプル化しつつ奥深さを込める」俳句文化を生み出す質。

●「自己主張ありきでなく、相対的な和を大切にする」あいまいさと多様性を許容・包含するスタンス

●「まず相手を尊重し、丁寧に万事とかかわる」一期一会的なスタンス


上記の質があるので、管鍼法、小児鍼、打鍼法など繊細で相手をおもんぱかる独自の道具が
開発されていったり、体表観察など身体の声を丁寧に聴こうとする特徴がうまれてくるのかと思います。
そういえば、宮川先生が指摘されていたように多湿の気候風土によるお灸文化も忘れてはいけないですね。

あと経絡治療という複雑になりがちな治療をある意味シンプル化したシステムの構築や、世界的
にも評価される日本人アスレチックトレーナーの仕事など上記の質感が入ってくるのではと思います。


ツムラで一般向けにもCMもされる「治未病」というキーワードにも自然に繋がっていきますね。






九州での開催にも関わらず500人以上の方の参加で大変盛会でした。
今回ご準備にかかわられたすべてのスタッフのみなさん、大変お疲れ様でございました。







 

at 21:21, くさのね, 鍼とお灸のソフトとハード

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火鍼の講義

昨日は、月例の東京九鍼研究会にて火鍼の講義をさせて頂きました。








古典では、燔鍼、焼鍼などと呼ばれるこの鍼。
タングステンとマンガンの合金でできた特殊な鍼を火で紅く焼いてツボにほんの一瞬だけ刺す非常に特殊な鍼法です。

このように書くと、非常にコワそうな印象を持ちますが、見た目より刺激は一瞬ですみ、もう終わりですか?
それ程でもないんですね、という方が多いくらいです。


日本ではこれを使用する治療院はまだまだわずかです。
定期的に講習をしているのは、日本ではうちの会くらいかと思います(笑)

鍼灸の治療院には、どこにいってもよくならない・慢性で悩んでいるというヘビーな患者さんも結構おみえに
なりますので、軽い標準的な治療で改善しづらい場合には、このような特殊な鍼でやっと改善したり
ということもしばしばです。





中国鍼灸界で初の「非物質文化遺産針灸伝承人」(いわゆる人間国宝)に認定された賀普仁という老中医も
晩年はかなり多くの疾患をこの鍼で治療されていたと聞きます。


  






日本では入手しづらい火鍼を中国から仕入れていらっしゃる会の仲間正和堂さんとコラボで、年内は北海道仙台
講習をさせて頂く予定です。

at 19:10, くさのね, 鍼とお灸のソフトとハード

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ひたすらにそれを感じる

昨日は久しぶりに鍼灸学校での講義でした。








自己紹介がわりに、普段使っている道具を紹介させて頂きました。


道具だけみるとなんだかオソロシゲですが(笑)、実際の臨床はかなりソフトで
初診から眠ってしまう方もいらっしゃるぐらいですから、ご安心を(^^) 


なにせ昨夜の学生さんは1年生。
入学して半年くらいの方々ということです。

普段みたこともないような鍼具ばかりで、のっけからややひき気味にさせてしまったようです(苦笑)
鍼灸師さんによっては一生みないような道具もありますから無理もありません。



「はり師」「きゅう師」という職業、国家資格ではありますし、WHOも認めている伝統医療ではありますが、
現代科学以前の時代からの経験則を集積してきた技術職なので、科学というものさしで、はかれる
世界とはかれない世界にまたがった仕事でもあります。
ツボや経絡自体、解剖・生理学的に説明のつく存在ではないですからね。


ただ、道具や技術など条件をそろえると、一定の再現性が確かなものとしてあります。
そしてそれを「つかえる」ものにするには、術者自身の数多い「実感」を重ねる作業が必要なのです。


1年生の皆さんには、基礎訓練ばかりでおもしろみの少ない時期かと思い、毎年ちょっとした
エクササイズとして、「丹田を意識する効用」と「刺さない鍼による身体の変化」を
実感 して
もらう時間にしています。




今年も、ほぼだいたいの方がなんらか 実感 をもっていただけたようでよかったです。
上達へのキーワードは、道具をいつも携帯して、「実験くん」と「実感くん」!

at 15:58, くさのね, 鍼とお灸のソフトとハード

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夜尿症(おねしょ)

鍼やお灸は、おじいちゃん、おばあちゃんが受けるモノ。






初めてみえる患者さんなど、「こういうイメージを持っていましたけど違うんですね〜。」
という方はまだまだ多いものです。


あの天下の世界保健機構(WHO)でも、以下の小児科疾患の鍼灸治療の有効性を認めています。

 【小児科疾患】  小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)
           小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善



関西以西では盛んな「小児はり」という分野がちゃんとあって、薬などなるべく使いたくないこの時期、
「病院の前に鍼してもらおう!」という文化があったりします。

学会もちゃんとあるんですよ:日本小児はり学会



経験的に効くことはわかっていても、画像のような鍼で、ほとんど刺さずに軽微に接触するだけの小児はり、
これまで科学的にどのようなメカニズムで効果があるのかはわかってはいませんでした。



皮膚のはがれ落ちる表皮細胞(ケラチノサイト)にもセンサー(受容体)があり、情報を受容、伝達し、
それらが神経・免疫・循環・内分泌系、ひいては心理系統の調整作用に影響しうるという説を、「第3の脳」
という著書を書いている資生堂主任研究員傳田光洋氏は述べておられます。
ケラチノサイトについては、最先端の皮膚科学の学会で発表されているそうです。


ようやく現代科学というものさしでも、小児はりという歴史のある智慧が説明されうる可能性がでてきているという訳ですね。





先日も、生まれてからずっとおねしょに悩んでいるという5歳の女の子が、お母さんと来院されました。

軽く擦る程度の数分の刺激で、小児はり治療は終了。

自宅で毎日やってもらう温灸のツボの印を督脈上につけると共に、お母さんには乾いたタオルで
ソフトにさすってもらうやり方をお伝えしてその日は終えました。
その後1,2週おきに数回来院。おねしょせずにすむ日が徐々に増えてきて、してしまった日の尿量
も減少傾向になっていきました。

懸案のお泊まり保育も無事おねしょせずに終えて、本人も嬉しそう。


残念ながら、お父さんの急な転勤で関西へお引っ越しされなければならず、現地でまた小児はりを継続されるようお話して、
さびしいお別れとなりました。


毎朝憂鬱でなく、笑顔で起きられるようになって欲しいものですね(^^)

at 19:11, くさのね, 鍼とお灸のソフトとハード

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熱中症と鍼灸

いやはや毎日の猛暑スゴイですね・・・




今朝のYAHOOニュースには、「熱中症、1週間で死者52人…5896人搬送」
とありました。屋内熱中症についての話題も最近頻繁です。










意外と思われるかもしれませんが、熱中症はじめ夏のトラブルには、
実は鍼灸がとてもよく効くんですよ!


熱中症のことは以前の記事に書きましたが、これだけ暑い日々が続いているせいか、
「刺絡 熱中症」の検索キーワードでのアクセスが毎日増加してきました。


日焼けのほてり、ヒリヒリ感、痛みなど井穴(十宣穴)への刺絡または鑱鍼でこすると、ウソっ!のように
瞬時に赤みがひいて楽になってきます。皮膚もきれいに再生します。

蚊をはじめ、ムカデ、蜂、アブなどの虫さされ、クラゲに刺されての炎症などマジっすか!という
くらい三稜鍼という鍼で治療すると、すぐに苦痛が楽になり、炎症も早く引いてきます。



その他、猛暑による夏ばて、不眠。
冷たいものの取りすぎ、クーラーのあたり過ぎによる夏風邪などにも鍼灸は即効性があります。

まだまだ鍼灸の効果に実感のない鍼灸学生さんなど、実感や自信を持つチャンスの季節です。
ぜひ夏の行楽をはじめ、常に携帯して鍼灸治療の凄さを数多く実感してくださいね。 


at 07:12, くさのね, 鍼とお灸のソフトとハード

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