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東京九鍼研究会2011

来年度募集要項が既にでております。
お問い合わせ、お申し込みは事務局までお願い致します

東京九鍼研究会2011







昨年、ある先生から聞かれました・・

「実際のところ、九鍼まで使う必要があるのでしょうか?」



目的を達成できる技量があれば、特に必要はないかと思います。
ルパン3世が針金で手錠を器用にあけてしまうように。

現実、どんな患者さんにも刺さない鍼だけで対応されている先生もいらっしゃいます。



異なる目的に、より適切な道具を使用した方が、目的達成が簡単だという単純な理由かと思います。
患者さんのニーズに、いかに応えられるかどうかというところですね。

家庭用万能包丁でたいていの用が足りるという感じでの、毫鍼の幅広い対応力はもちろんあります。

ただ、大木に糸ノコでは太刀打ちできないようなケース。
斧で版画は彫れないなぁ…というケースが人体でもあったりします。
食パンはパン切り包丁使ってしまった方が早くてきれいに切れますよね。

いやはや一生修行です。


宮大工さんの道具



普段使用している鍼具たち


なんだかコワーイ感じがしますが、実際は症状緩和に充分使っていけるレベルの刺激で運用していくことができますよ。
研究会ではその辺のコツをお伝えしていきます。


1本の鍼も刺せないほど敏感な患者さんから、一見、アウトドア用品のような(笑)太くて長い鍼(巨鍼)を
楽しみにいらっしゃる方まで、患者さんの状態と感受性は、実際幅広いものがあります。



とある巨鍼ファンの患者さんとのあいだでは、以下のようなやりとりが行われたりします(^^)

わたし  「じゃあそろそろ、例の鍼いきましょうかぁ」
患者さん 「ゴルゴの鍼(*)、待ち遠しかったんですよ〜

巨鍼の達人の先生のイメージから、その患者さんとの間では「ゴルゴの鍼」と呼ばれています(笑)





 

at 17:15, くさのね, ワークショップ・学会・研究会等

comments(2), -, - -

comment
くさのね, 2011/02/17 10:45 PM

ウサさん

いっぺんには難しいですから、接触鍼系や三稜鍼あたりから入っていかれるといいですよね。

また昨年のように、治療体験にいかれるのもひとつかと思います。

頑張ってくださいね(^^)

ウサ, 2011/02/17 7:09 PM

九鍼の先生方のような超一流の技術を身につけたいです。先生方の治療の仕方も見れるともっと勉強になります。