2018.12.06 Thursday
いよいよ火鍼勉強会迫ってきました。
先月末、伝統鍼灸と刺絡の併催大会が大阪の茨木市にて行われました。
足を運ばれた方も多かったのではないでしょうか。
いつにも増して濃厚で面白く、伝統鍼灸の魅力と可能性を存分に感じさせる
大会だったかと思います。
いろいろあった中で印象的であったもののひとつに、4人の臨床家による打鍼の
実技セッションがありました。
日本鍼灸固有の打鍼術をそれぞれ違った観点から掘り下げている方々の供覧は
大変興味深かったですし、もう2度とあのような企画はないだろうとも言われています。
そういう意味では同様に、もう2度とないであろうとも言われている今回の火鍼シンポジウム。
火鍼自体がまだまだ業界ではマイナーな存在ながら、今回はそれを日常の臨床で使っている
4名でシンポジウムまでやってしまおうという激レア企画。
現代火鍼を復活させた故 賀普仁老師(中国初の非物質文化遺産針灸伝承人)は三通法の中でも
晩年かなりの頻度で火鍼を臨床で選択していたと聞きます。
先日の茨木大会で上馬塲和夫医師はご講演の中で統合医療の中での焼灼術の重要性を
語っておられましたし、西田皓一医師も刺絡と共に火鍼を日常的に使われる先生です。
火鍼の恩恵を日々受けつつ、私自身まだまだ火鍼の可能性を生かし切れていないなと感じる近年。
今回はそういう意味で火鍼という道具の可能性と限界を掘り下げていく私自身楽しみな企画でもあります。
2回目の会では、私の方から最近出会った珍しい使い方を紹介させて頂ければと思っています。
まだ少し席があるそうですので、ご関心のある方は東京鍼灸勉強会さんまで問い合わせしてみて
ください。
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