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べてるとの遭遇

連休を利用して十勝・ひだか方面を旅してきました。



髪の毛のある頃から(笑)北海道好きで何度も渡道してきましたが、今回はなかなか
行く機会のなかったえりもエリアをついに訪問。
最後の北海道はじっこ制覇です(笑)

このエリアといえば、「馬!」とか「こんぶ!」、「なにもない春ですぅ♪」というイメージかと思いますが、
個人的にはもう一つ。
当事者研究、治さない医療等で有名な「べてるの家」がある地域です。


今回は、かみさんの両親とめぐる旅でしたので、施設を見学させてもらうというのは初めから諦めておりましたが、
せめて施設が運営しているという「カフェ ぶらぶら」で幻聴パフェでも頂きたいなぁと企んでおりました。 







ところが・・・・








いざ訪れてみると、まさかのお休み。。。(ガックシ)




かなりがっかりでしたが、まぁ仕方ないかと気を取り直して次の目的地に向かおうと思いました。
ただ・・ここらはなかなか来れないし、せめて施設外観だけでも一目・・とさらに思い直し、本部の住所にナビを設定してみました。


本部は福祉ショップにもなっているようで、「おお!」とにわかに期待感が再燃しましたが、またまたこちらもお休みのようで(涙)


今度こそ、あきらめて去ろうとしていた矢先、中から当事者さんらしい女性の方が声をかけてくださいました。
こちらの事情を説明すると、奥に消えてしまいました・・

ご迷惑をかけてしまってもなんだし・・・と足早に立ち去ろうとしていると、
また降りてこられて「中に入ってくださーい」と声をかけてくださいます。

うーむとすこし複雑でしたが、お言葉に甘えて中に少し寄らせてもらうことに。

2階に上がると、当直の看護師スタッフさんが、こういう状況は慣れていらっしゃる感じで
気持ちよくお話ししてくださいました。


基本的にはお休み期間であること。
また、ひまを持て余した当事者さんが本部に遊びにきたりするのだとのこと・・







数分お話しして、写真など撮らせてもらいつつ、思いがけない対応を頂いたことに満足しつつ失礼しようとした帰り際、最初の女性が、

「ここにサインしてってください」

「リュウテキを聴いていってください」

と声をかけてくださいます。


いいのかしらん・・と思いつつ、1階のお部屋の中へ。
1階のお部屋の中には、さをり織り かなにかの織機がたくさん置いてありました。





彼女はおもむろにリュウテキを取り出し、吹き始めます。
リュウテキとは横笛のことなのだとやっとわかりました。


2,3分の演奏だったでしょうか。
正直何の曲かはわからなかったのですが、腕が振戦で揺れながらも素朴な音色を奏でてくれました。



身体の奥がなんだか「ジーン」と震えました。
その後クルマを運転しながらも「ジーン」はしばらく続きました。
彼女の存在から奏でられる音色を聴いたような気がしました。





なんだか思いがけない展開でよかったねーなどと話しつつ、べてるの家を後にしました。
当初の予定通りカフェでお茶を飲めてしまっていたら、今回の展開は逆になかっただろうなぁとじんわり思いつつ。


一期一会のご縁に感謝の一コマでした。







at 00:50, くさのね, 日々のこと

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