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梅雨と夏の時期の養生は?

先週は月1回定例の健康教室、「梅雨と夏の養生法」についてやらせてもらいました。





この時期のじめじめ、日差しの出た時の暑さ、公共空間の冷房の強さなど、なかなか体調維持の大変な季節ですね。


結論から申し上げるとこの時期は・・・実は1年で一番「冷え」に要注意の季節といえます。


「ええ〜っ、なんで気温の高い時期に冷えなのぉ???」ということになりますよね(笑)以下ご説明します。







ひとことで言えば、ここ30〜50年のクーラーと冷蔵庫の普及による影響です。

この2点はいままでのこの時期の生活・養生常識を一変させました。


冬は気温的に低い時期ですが、衣服、住環境も寒さ対策が基本ばっちりされています。

毛穴は閉じ、体表は保温モード。厚着をして建物は暖房完備、温かい飲食をしてだいたい過ごします。



翻って夏はどうでしょう?



気温は高いので、体表の毛穴は開き、身体は体温発散の夏モードになっています。

衣服も夏用に薄着になりますね。

その状態にもかかわらず身体の外からも内側からもエアコン・冷蔵庫レベルのもので常時冷やされてしまうのです。


暑い夏を空調のない生活で過ごしていくのでしたら、昔ながらの暑さ対策

うちわ、扇風機、網戸、すだれ、朝顔・へちまの日除け、打ち水、井戸や川で冷やした程度の夏野菜・果物、酢の物・・


などで涼を得る工夫をしていれば、ちょうどいい感じになります。



1年でいちばん新陳代謝も活発になり、汗も含め適度に「発散」することにより、涼しくなってくる秋の時期にスムーズに適応していけますし、

そのように本来過ごすべき季節なのです。


ところが、地面の土がコンクリートで覆われ、空調普及率上昇により室外機が増え、都市部はヒートアイランド状態に近年なってしまいました。


都市部に住む人々は、梅雨から夏の時期あまり汗をかくことができず本来分発散しきれないで秋を迎えてしまったり、

冷たいモノの取りすぎ、エアコンでの冷やしすぎで夏を終えてしまうように近年なりがちです。


そのような事情で、秋から冬にかけてひどい風邪や腰痛・関節痛などのカタチで歪みがでてくる方が、近年実は多いのです。



キンキンに冷えたビールはたまらなく美味しかったりしますが、あのビールを頭からかぶったらたまらないですよね。

それと同じことを、内蔵に対して日々しているという訳です。


冷たいモノを欲しがるのは「のどから食道にかけて」で、その先のおなかは実は望んでおらず身体的にはダメージとなります。

例えばクルマのエンジンはオーバーヒートしてはまずいですが、ある程度温まることによって最高の出力をだしますよね?

要はエンジンを過度に冷やし続けているようなものなのです。

これでは身体というエンジンのポテンシャルを発揮することはできませんね。


最近は当たり前に平熱が35度代の人が増え、風邪をひいても熱が出ない人が増えました。

これは空調と冷蔵庫の普及がとても関係しているのだと思います。




簡単にいうと、この時期は、


冷えと熱の調節に一番気をつけるべき季節(熱中症あるいは冷やし過ぎで夏負け等)

であり、

外界の暑さとの調和を保つ為、次の2点のバランスを注意しながらとるということにつきます。




行き過ぎにじゅうぶん注意しつつ、体外と体内に「涼」を与える
(除湿・プールなどの利用。冷やし過ぎたものではなく、酢の物や果物など酸味なあるいはゴーヤ、麦茶など苦みをうまく利用してビタミン・ミネラルを補給・・)


体内を温め、発汗で「涼」を得る(暑い国で香辛料、カレーなどを食べるのは理に適っているのです。葱・生姜・にんにく類など上手に使うのもよいです。)



湿気に弱く、梅雨の時期重だるくなったり、食欲不振で気力落ちやすい、食後やたら眠気がくるなどの方は、
とにかく一度だまされたと思って、冷たいものを全てやめてみてください。そして△諒法でできるだけ過ごすこと。
すぐに身体の感じが変わってくるのを感じられるかと思います。



日本という国は湿気の多いのが特徴です。

湿気にはお灸がとてもよく効きやすいので、お灸文化が栄えました。

梅雨の湿気や夏場の冷えにはご自分でお灸されるとだいぶ違ってきますよ(^_^)



補足情報加筆7/17:

‐鏖弘料

熱中症になった人に話を聞くと「じゅうぶん水分を摂っていた」とおっしゃるようなケース。

お年寄りやからだの弱い人は冷たい飲料が苦手な方が結構いらっしゃいます。

結果、水分補給をしていた「つもり」でも十分な水分量を補給できていないというケースも多いようです。

このような方には15〜20度、ちょうど井戸水くらいが適温のようです。


▲┘▲灰鸞亮

前述のようにヒートアイランド化しているのは事実ですが、ある年代以上の方は、

「子供の頃は結構、網戸と扇風機、うちわくらいで夏を過ごせたのになぁ・・」と思う方も多いことと思います。

土や木々が減り地面は舗装され、室外機が増えたことだけが理由でしょうか。

考えてみれば当然ですが、前述の身体の内外から冷やされる生活が続くと当然暑さへの適応力が減ってしまい、

空調無しではいられない「エアコン体質」になってしまうのです。


歌手の鈴木重子さんがコンサートでおっしゃっていましたが、数年前からエアコン使用をやめ、夏は窓を開け放って、

濡れタオルを首に巻いて、水をたくさん飲んでたくさん汗をかいて水を浴びて(3時間に1回とか…)

また飲んでかいて浴びて・・という繰り返しで夏を過ごし始めたらとても体調がよくなったそうです。




at 23:23, くさのね, こころ・からだのこと

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