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灯滅せんとして光を増す

昨年末の27日に、かみさんの祖母が天寿を全うしました。

という訳で、2012年最初の記事になりますが、新年のご挨拶は控えさせていただきます。






明治の生まれで11月にちょうど100歳の誕生日を迎えた翌月のこと。
いろんな事情で、かみさんの母親が介護をすることになったのが約9年前。

それほど先は長くはないのでは…という状態から、9年も生きられたというのは、
24時間体制での義父母の献身的なケアの賜物です。

すごいプロジェクトを間近でみせていただきました。


途中三度ほどあぶない時期がありましたが、都度お灸などさせて頂き、人間の生命力をたびたび感じさせて頂くこともありました。


畳の上で眠るように天寿を全うする・・
なかなか当たり前のことではないそれを近くでみせていただきました。

最期は、なんと39度5分まで高熱を出したところから15分ほどの短時間ですぅーっと息をひきとられたとか。
連絡を受けてすぐ駆けつけましたが、今回は鍼やもぐさを使わせて頂くことはありませんでした。とても柔和で穏やかな表情でした。




「灯滅せんとして光を増す」ということばがあります。
ロウソクなどの灯火が消えようとする前のほんの瞬時明るさを増す。人が亡くなる直前に少し容態がよくなることのように、
物事が滅びる間際にしばらく勢いを盛り返すことをいう仏説法滅尽経のことばだそうです。

あまりいい意味で使われないこともありますが、自然法則観察の中ででてきた言葉。
陰,極まって陽を生じるひとつのカタチとともに見事なイノチの全うを、最期にみせていただきました。






ありがとうございます。
合掌。

at 11:58, くさのね, つれづれ

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