彼の言葉で語る彼の世界。

相互リンクさせて頂いている君津市在住の知人、東田直樹さんの新刊がでたそうです。










ブログ投稿記事をベースに編集されたとか。
彼の等身大の言葉がストレートに伝わってきます。
ブログと違って本の活字としてじっくり読むのがまた味わい深くてよいですね。

2007年に出版された『自閉症の僕が跳びはねる理由』は、「The Reason I Jump:One boy's voice from the Silence of Autism」
として翻訳出版され英国でベストセラーにもなっているとか。
中国語、韓国語でもでているそうです。





彼の内側の声が海を越えて伝わっていくという奇跡を感じつつ、本当に嬉しく思います。
中には「本当に彼の言葉なの??」という方もいらっしゃるかと思います。
ぜひ講演会に足を運ばれて彼と彼のお母さんに会われて感じてみてください。






最近、素敵な公式ホームページも作られたようです。







彼の言葉で語る彼の等身大の世界を、ぜひ一度のぞかれてみてください(^_^)





 

at 19:19, くさのね, 草の根文庫

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『ビジュアルでわかる九鍼実技解説』が届きました!

研究会総力で4年あまりの作業を経て完成した『ビジュアルでわかる九鍼実技解説』が昨日事務局より届きました! 



amazonや書店に並ぶのは5月中旬くらいとのことです。
緑書房WEBではすでに注文ができるようですね。





  


事務局長あとがきより

引用開始:
よくある質問として、なぜ九鍼が必要なのかという疑問に対しては、塩沢幸吉の『挫刺針法』から次の一文を紹介したい。「針灸は効くと言うが、実際は、臨床にあたるとなかなか難しい。簡単に処理できるはずの疾病でも、難治でどうにもならないときがある。このような場合のうち、上記疾患には挫刺が驚くほど、しかも劇的に奏功することが多い」。この挫刺を九鍼に置き換えると理解しやすいであろう。・・・例えば、魚を捌くのには文化包丁よりも出刃の方が調理しやすく、太い枝を掃うにはハサミよりも鉈の方が優れているが如くである。
引用終了
 

at 19:00, くさのね, 草の根文庫

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『幼い子どもの心のケア - いま親にできること 』

夫婦でお世話になっている阿部秀雄先生(癒しの子育てネットワーク代表)、萩原光先生
ぴっかりさんの子育て相談室サイトでおなじみ)が冊子を作成され、無償配布を開始されているとのことです。







◆申し込み先:送り先・部数を明記のうえ、メールまたはFAXで。送料とも無料とのこと。

   癒しの子育てネットワーク 冊子係
    〒136−0072 江東区大島7−39−3−1109
   FAX:03−5626−8669
   mail:oyako21cアットマークgmail.com
      *アットマークを@に換えてください。


以下のサイトから無償ダウンロードも可能です。

癒しの子育てネットワーク




全16ページですが、子育て・療育相談専門家の活きたエッセンスが平易な言葉で凝縮されています。


よろしかったら、身の周りの方にご紹介お願い致します。

at 13:13, くさのね, 草の根文庫

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『伝統医学のこれから』第2巻

つい先日、鍼灸の師匠・石原克己先生よりできたてほやほやの『伝統医学のこれから』第2巻を頂きました。 






まだ出版元のたにぐち書店サイトにも、今朝現在案内は出ていないようです。
近日発売になろうかと思います。

今回の内容は「ハンドヒーリングの世界」です。



「ハンドヒーリング」というと、人によってさまざまな印象、反応があるかと思います。

「??」「超能力?」「なにかの宗教!?」「イエスキリストの奇跡…」「癒しの手を自分も持ちたい…」
などなど。

難しく考えだすとキリがありませんが、要は治療の原点「手当て」のことですね。
お腹が痛くなると、自然に自分の手を当てたり、子どもの頃、お母さんに手を当ててもらって安心して、
いつの間にやら軽くなった…という経験は、多かれ少なかれ誰にでもあるのではないでしょうか。

私のやっている鍼やお灸という専門的療法も、医療の発祥から考えていくと、その延長線上にあると言えます。

欧米の一部では既に保険適用を受けていて、病院のケアのひとつとして普通に行われていたりします。
今回の震災でも役に立ったケースが多かったことと想像されます。


各種治療法やヒーリング・セラピーの世界は、とかく主観的な情報ばかり出回りやすい傾向がありますが、
この本の画期的なところは、テーマに関して歴史とバリエーションを俯瞰しつつ、それぞれに通底するポイント

にも言及しながら、能力の開発方法、テクニックの実際まで豊富な画像とともに一冊で紹介

されている点にあるかと思います。


鍼灸の分野では、ともするとこの手の分野と別々に扱われることが多いのですが、
例えば小児に行う鍼は、「刺さない」で軽く接触させる鍼を用いたりします。




ケアアプローチ全般を大きく捉える際に、道具を使うのか使わないのか、接触、非接触、
刺激の入れ方のバリエーション等々を考えていく時に、医療・福祉現場でとても役立つ貴重な存在の書籍になろうかと思います。




◆5/9追記:亜東書店さんがいち早くWEB販売スタートされたようです。



at 11:03, くさのね, 草の根文庫

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食べ物と健康

患者さん 「風邪予防にビタミンCを摂るために、毎日みかんを食べているのですが、風邪をひいてしまいました・・」


わたし   「どのくらい食べているのですか?」


患者さん 「1日5個くらいでしょうか・・」


わたし   「・・・」 













・・こういったことは意外とあるものです。

現代では、食べ物を考える時に基本が「栄養学」になっています。



1日の摂取カロリーは・・

微量栄養素が不足しています・・等々



栄養学自体を否定するつもりはありませんし、食物を考える上での基礎知識として重要なのは間違いありません。


しかしながら「食べ物と健康」を考える際には、まったく不十分な情報と言わざるを得ないのです。

栄養学的に、みかんなど柑橘類はビタミンCなど豊富ですが、漢方的には「身体を冷やす」食品です。
冒頭の患者さんのケースでは、風邪対策という目的を考えれば、


ビタミンC摂取のメリットより、身体を内側から冷やすデメリットの方が大きい
(結局、免疫力は下がってしまう)

ということになります。





漢方的食養の世界では、食物の性質を例えば・・:


温めるのか、冷やすのか?

潤わせるのか、乾燥させるのか?

逆上せさせるのか、逆上せを下げるのか?


等々の分類でみていきます。



サプリメント的な、「これさえ摂っていれば健康・安心!」的な単純なものではありません。
身近な食品でさえ、体質や状態により「薬」にもばれば「毒」にもなる訳です。

潤わせるのか乾燥させるのかなど、例えば美容にとっては大きな要素ですよね!






例えば、年末年始食べる機会の多い「お餅」。

基本的に白米に比べて、「温める」作用がありますから、寒い季節、また冷え性の人などには
オススメの食材ということになります。
ただし、冷え性の人が膀胱炎などになっているとすると、とたんに要注意な食になってしまいます。
温める性質が炎症を助長し、さらにモチゴメの利尿抑制効果がどんどん利尿して治癒していきたい方向を
妨げてしまうからです。

身体のことに直結するような性質なのに、栄養学では問題にされませんね。
病院でも通常注意されません。



また一般的に、乳製品は健康に良いというイメージを持たれていますが、漢方的には身体を冷やす性質があります。

ヨーグルトなど発酵食品として腸内細菌やお通じの面でのメリットももちろんある訳ですが、強い冷え性の女性が毎朝
健康のためにと食べるということは、はたしてトータルで健康や美容のためになるのか?


実は、とっても大きなこと なんです!









『台所漢方』根本幸夫監修 金森養斉/古尾谷不二著 緒方出版
は発売以来90万部を超えるという隠れた名著です。



各ご家庭に1冊ぜひ置かれてみてください(^^)



at 13:15, くさのね, 草の根文庫

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『続・自閉症の僕が跳びはねる理由』

知り合いの東田直樹さんが、ブログを始められました。


東田直樹オフィシャルブログ 自閉症とは、FCとは、筆談とは














彼の思いは、FC(ファシリテイティッドコミュニケーション)と言われる、筆談、文字盤ポインティング
などの技法を通して表現されます。

今彼は、ポメラやパソコンを使用できるまでになっています。
本人とご家族の努力ははかりしれません。




是非、彼のサイトを訪れてみてください(^^)









先月発売されたばかりの、『続・自閉症の僕が跳びはねる理由』 (株)エスコアール出版部



at 14:02, くさのね, 草の根文庫

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理想のママのつくりかた

絵本です。



先日ご紹介させて頂いた『いい子に育つ!6000回のおむつがえ』 
と併せて、小児鍼のお供に超オススメ。
(似たような題名の名著が鍼灸界にもありますね・笑)


育児の大変さに共感できると、鍼の効果も上がりますよね。







at 10:43, くさのね, 草の根文庫

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6000回

『いい子に育つ!6000回のおむつがえ』





おむつがえ、やっつけ仕事じゃMOTTAINAI!


おむつを2歳過ぎに卒業するとして、およそ6000回くらいになるそうです。
この機会を、赤ちゃんとママをつなげる魔法の時間にできるんです!


子育てが悩みになる前に必読。
身の周りでお子さんが生まれる方へのプレゼントにも!
小児鍼をする鍼灸師さんも必読です。


かみさんの仕事仲間のプロジェクトで作られました。
めちゃくちゃ読みやすいのに 育児相談プロ集団の知恵と経験満載。
これでなんと998円!







PS.もっとつっこんだ内容をご希望なら阿部秀雄氏最新刊
やさしいふれあい体話術 0〜1歳半今日から赤ちゃんとお話ができる!
が、上記の本の内容をさらに突っ込んで書かれていてオススメです。



at 20:41, くさのね, 草の根文庫

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不眠症の記事



5/1発売の鍼灸ジャーナル14号に、会の先輩関信之先生とともに
「古典と自己対処法からアプローチする不眠症」という題で記事を書かせて頂きました。
http://www.pet-honpo.com/magazine/shinkyu/latest



関先生の方からは、古典におけるとらえ方から臨床につなげる貴重な
視点(必読!)を多面的に紹介頂き、私の方からは、ふだん使っている
治療以外の自己対処法を心理療法的プチワークを含むカタチで実例を紹介させて頂きました。
◆関先生ブログ:http://blog.bokusoudo.com/?eid=193




記事のまとめにも書かれていますが、2000年以上前から心身相関の視点を
当たり前のこととして扱い、生理、病理、診断、治療までを網羅するソフトウエアを
構築していた古人の智慧には頭がさがるばかりです。 

at 08:33, くさのね, 草の根文庫

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